矯正歯科
矯正歯科
矯正歯科とは、一般的には悪い歯並びを正しい位置に整える治療のことをいいます。
美容的な改善をするだけではなく、発音障害を改善すること、前歯で食べ物をしっかりとかみ切ることや奥歯で食べ物を噛み砕くこと、全身とかみ合わせのバランスを調整すること、歯のガタツキをなくすことにより歯の清掃性を良くして、歯の寿命を延ばすという予防的な効果も持ち合わせています。さらに、成長期のお子さまには、顎、顔の適切な成長発育を促す効果もあります。
矯正治療は八重歯が気になる、前歯のすき間が気になる、などのお悩みに対して見た目を整えることはもちろんですが健康に生活するために必要な治療です。
歯並びが整っていないと以下のような弊害が生じます。
・見た目が悪い
・歯磨きでの磨き残しが増え、その場所が虫歯や歯周病になりやすくなる
・口臭の原因になる
・発音が悪くなる
・顎の関節に負担がかかり顎に痛みが出る
・食べ物をしっかり咬むことが出来ない
矯正検査・診断をしっかり行い、患者さんの環境・性格に合わせた最適な矯正装置と治療法を選択して治療を行います。主訴の改善を優先しながら全顎的な治療を行い、患者さんに満足して頂けるような矯正治療を目指します。
項目 | 料金 |
---|---|
矯正相談 | 無料 |
ワイヤー矯正 |
770,000円〜 |
マウスピース矯正 | 880,000円〜 |
舌側矯正 | 880,000円〜 |
部分矯正 | 110,000円〜 |
小児矯正 | 330,000円〜 |
調整料 | 5,500円 |
※費用期間は目安になります。症例により異なる場合があります。
永久歯が生えそろった方を対象とするのが成人矯正で、「第二期治療」ともいわれます。近年、治療技術の進歩により、矯正治療に年齢は関係なくなり、患者様のライフスタイルに合わせてさまざまな治療法が選択できるようになりました。
・虫歯や歯周病の将来的な予防が可能になります
・全ての歯でかみ合わせを作ることで、個々の歯の負担を減らすことができます
・限界はありますが、標準的なかみ合わせの獲得に応じて、口元や側貌の形態の変化が期待できます
・矯正に痛みを伴います
・治療中は虫歯や歯周病リスクが一時的に向上するため口腔ケアを念入りに行う必要があります
・歯の移動が完了するまでに症例に応じますが毎月の来院で2~3年程度時間がかかります
約2〜3年
子どもの矯正(小児矯正)は、あごの骨のバランスや大きさを整える「1期治療(骨格矯正)」と、永久歯が生えそろってから歯の位置を整える「2期治療(歯列矯正)」の2段階からなります。
・顎の骨を子供の治療で拡大することで、将来的な第二期治療での抜歯の可能性が減少します
・矯正装置を用いて上顎骨や下顎骨の成長促進・抑制を行うことが可能になります
・子供の治療を行い、口腔内の環境を整えることで、第二期治療へ移行する可能性が少なくなります。また、第二期治療での治療期間の減少や負担の軽減を図ることができます
・一時的に歯並びが悪くなることがある
・再治療が必要になることがある
・装置によっては虫歯リスクが高まる
患者さんとお話を行い、お口の中を拝見させていただきます。
問題点を改善するための矯正装置や治療方法、期間や料金のご説明を行います。
治療を開始される方に対し、矯正検査を行います。
顔面写真・口腔内写真、上下の型取り、一連のレントゲン撮影を行い、矯正診断を行うための資料を作成します。
検査で得られた資料をもとに、治療方針を決定します。
相談の内容はお口の中を見たお話の為、相談内容から治療方針が変更する場合があります。
具体的な治療内容、抜歯が必要な治療であれば具体的な抜歯部位など、これからの治療内容を説明します。
矯正装置を装着して治療を開始していきます。治療頻度は基本的に月に一度になります。
第一期治療の場合は、問題点が改善された後も生え変わりをみるために2~3か月に一度、定期的に通院して頂くと問題点を未然に防げて安心です。第二期治療の場合は動的治療完了まで継続的に通院して頂くことになります。
歯を動かした後に何もしないでいると歯は治療開始前の位置に戻る傾向があります。
そのため、新しく歯を動かした場所を自分の位置と覚えさせる期間(保定期間)が必要になります。
固定式・取り外し式のものなど、様々な保定装置があり、患者さんと相談して決定していきます。
治療終了後は定期的に通院し、歯並びの後戻りチェックを行っていきます。
当院ではなるべく患者さんとお話を行い、最適な診断で治療を行います。患者さんの中には叢生(でこぼこ)量が多くなり、歯を抜かなければ並ばない場合や、歯が並ぶだけではなく、口元の改善のスペースを作るために歯を抜いて矯正治療を行う場合が矯正治療では考えられます。そのため、相談・診断の際に抜歯のメリット・デメリットをお話した上で主訴の内容と相談して治療方針について決めさせて頂ければと思います。
装置が入っている場合、粘着性の食べ物(チューインガムやソフトキャンディ)、骨や軟骨等の硬い食べものは装置が外れる可能性が高い為、避けて頂くことが多いです。
本格的な第一期治療は小学校2~3年生あたりから開始することが最近は多いですが、乳歯列でも治療を行った方がよい場合もあります。個々の患者さんで状況が変わりますので、気になった際にご相談させて下さい。
前歯の隙間を閉じたり、ねじれをとったりと部分的な矯正治療に関しても可能です。
しかし、部分的な問題の原因が全体的な歯並びにあり、全顎的な治療を行う必要性がある場合がありますので、ご相談させて下さい。